自動車用バッテリーにはさまざまな種類があります。
少し説明しましょう。ご自分の車にどのタイプのバッテリーが搭載されてるか確認の際の参考にしてください。
名称の読み方
国産車のバッテリーのサイズ名称はJIS規格で表されています。
通常はバッテリー天蓋にアルファベットと数字の組み合わせで40B19Lや55D23Lという風に刻印されています。
例)55D23Lの場合
始動性能ランク
よくバッテリー容量値と混同してしまう人が多いのですが、バッテリー容量や低温時始動性能を元にJISで数値化したものであります。バッテリーの実質的性能の目安となります。
同サイズでも何種かの数値がありますが数が大きいほど高性能といえます。
幅高さ区分
バッテリーの幅(上から見て短い方)と高さの規格を表しています。
小さいサイズから順にA,B,C.....と続き,Hまであります。
電池の長さ
バッテリーの長さ(上から見て長いほう)をセンチメートルで表しています。
つまり幅高さ区分のアルファベットと電池長さの数字をあわせたもの、上の例でだとD23というのがバッテリーのサイズということです。通常バッテリーを交換する場合は同サイズのものと交換します。
端子向き
プラス端子、マイナス端子の向きを表しています。RとLがあります。(下図参照)
(R) (L)
これで国産車の大半のバッテリーのサイズは判別できると思います。
しかし1部のバッテリーの中にはJIS表記ではなく、バッテリーメーカーが独自性を出す為にオリジナルの表記をしているものもありますが(サイズ規格はJIS)、最近はわかりにくい等の理由の為JIS表記に沿った名称に変更されているものになってきました。
自分のクルマがどのサイズのバッテリーを積んでいるのかがわかっていると、交換バッテリーの購入の際役に立ちます。また同サイズでも性能ランクによって標準品、高性能品とタイプがいろいろあるので、バッテリーのグレードアップの目安にもなると思います。