「バッテリーの寿命ってどのくらい?」
お客様によく聞かれる質問です。確かに寿命というものはあります。寿命になったバッテリーは、いくら充電しても元の性能には復帰しません。

では何年で寿命なのかというと、これが難しいのです.
というのもバッテリーの寿命はそのクルマの乗り方や環境などの要因で大きく変わるときがあるからです。

商用車などのように毎日フルに使われているクルマや高出力の電装品(ハイワッテージライト、ステレオアンプ、無線機等)などを搭載しているクルマは、バッテリーも激しく充放電を繰り返させられて酷使されています。当然痛みも早くなりがちです。

では乗るのは週イチぐらいで乗ってもあまり距離を走らないクルマのほうがバッテリーがもつのかというとそうではありません。

バッテリーは走っているときに充電されます。スタータモータでエンジンをかけてライトやエアコンを使ったりして放電量が多いのに、あまり距離を走ってなければ充電量放電量に追いつかなくなり、バッテリーは過放電状態になります。これの繰り返しになるとバッテリーはいつまでも完全充電状態にはなりません。
ですからサンデードライバーや渋滞の道をよく走る、夜間走行が多いなども上記の理由で、バッテリーの寿命を早めます。

つまりバランスの良い充放電がバッテリーを長持ちさせるコツなのですが、それを考えながら車を使うのは到底無理な話です。ご自分のクルマの使用状態を考えあわせた上での定期的なバッテリーの点検をおこなったほうがよいでしょう。
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またバッテリーは化学変化で蓄電を行っているので、夏や冬の時期の激しい温度変化に弱いものです。特に夏は高温に加え梅雨時のワイパーやエアコンなど電装品をたくさん使うので、バッテリーの負担が大きくなりがちです。必ず点検を行うようにしたほうがよいでしょう。

当社ではこういった事柄も含めて平均して大体2年から長くても3年のうちには交換をお勧めしておりますが、特にバッテリーを酷使してるようなクルマの使いかたをされているとお考えの方はそれよりも早めの交換をお勧めします。